研究・設備紹介

光で生命の
謎を探る
複雑な生命現象も、分子レベルでみると様々な分子の働きの積み重ねによるもので、
タンパク質や核酸といった生体高分子の間の相互作用や化学反応によって営まれています。
タンパク質はアミノ酸が鎖状につながってできた巨大な高分子ですが、
きちんとした立体構造をとることがその機能を生み出すのに不可欠です。
タンパク質の立体構造を詳細に知ることは、生命現象を理解する重要な鍵となります。
生命の謎を探る目


生体超分子複合体構造解析ビームライン(BL44XU)では、平行性が高く高輝度なSPring-8のアンジュレータX線を利用して、大面積で高速データ収集が可能な高感度二次元検出器と組み合わせることで、分子量が1000万を超える巨大な生体超分子複合体結晶からの高分解能な回折強度データ収集を行うことができます。
生体超分子複合体からの高精度な回折強度データの収集を目指した放射光ビームラインとして世界唯一のユニークな施設であり、国内外からの数多くの研究者に広く利用されています。
分子レベルで生命現象を解明

